ごあいさつ

宝塚市立文化芸術センターのウェブサイトをご覧いただき、ありがとうございます。
宝塚市立文化芸術センター・庭園は、2020年にオープンしました。
開館5周年を迎え、公募したところ、愛称は「たからば」となりました。
この愛称には「芸術にふれあう場、さまざまなイベントやレクリエーションなどが楽しめる、人々が集う場」という意味が込められています。

宝塚市は、豊かな自然環境と歴史的な文化遺産に恵まれた都市です。古くから人々が住まい、行き交う人々の交流の中から様々な文化が幾重にも積み重ねられ、そこから新しい文化が生み出されてきました。文化芸術センターの立つ場所には、かつて「宝塚ファミリーランド」がありました。遊園地とともに、動物園、植物園、昆虫館、電車館、恐竜館、大人形館などの施設があり、様々な博覧会が開催され、週末に家族連れが余暇を過ごすレクリエーションの場として、大衆文化が花開いた場所でした。訪れた子ども達の感性を刺激し、また、家族の思い出の地となってきたという「場の記憶」があります。そして、ファミリーランド閉園後には、「宝塚ガーデンフィールズ」として、ナチュラルガーデンが整備されました。このことも、現在に受け継がれています。これらの「場の記憶」を遺伝子として受け継ぎ、「創造・交流・感動の空間」となるアーツセンターを目指します。
文化芸術は、人々の創造性を育み、心のつながりを強める役割を果たします。文化施設は、人々が集い、地域コミュニティの発展を支える場です。宝塚の文化的なハブとして、周辺施設との有機的連携により、エリア一帯のにぎわいをつくり、文化芸術を切り口に人々を誘うような発信や紹介を行い、同施設を「地域の窓」となるようにしていきたいと思っています。
隣接する宝塚文化創造館、音楽専用ホールであるベガ・ホール、宝塚駅前にあるソリオホールと共に、地域社会をアートでつなぎ、活性化させ、文化芸術による「まちづくり」を推進します。文化財団は、地域に根差した公益法人として、文化芸術を通じて「地域のつなぎ手」としての役割を果たしてまいります。これまで同様に、皆様のご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

(公財)宝塚市文化財団
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