イベント
なんだこれ?!から捉え直す “その他”としての現代アート 〜『なんだこれ?!のつくりかた』出版記念トーク
岩淵拓郎(編集者/宝塚在住) × 芦田彩葵(美術史研究者/宝塚在住)
「なんだこれ?!」と言わせよう!
宝塚で「くらしの中のアート発見プロジェクト」や「みんなのマチ文庫」などユニークな文化プロジェクトを手掛ける編集者で元美術家の岩淵拓郎が、子どもも大人も楽しめる新しい現代アートの手引き書『なんだこれ?!のつくりかた』を6月に出版。リトルプレスながら口コミで広がり、全国の独立系書店やミュージアムショップなど(もちろん宝塚市立文化芸術センターも)で販売中。同書の出版を記念したトークイベントを実施します。
トークの相手は、同じく宝塚在住で、「Art Project KOBE 2019: TRANS- 」キュレーターなども務めた美術史研究者の芦田彩葵さん。驚き、発見、違和感、関心、警戒など、さまざまな感情や感覚を含んだ「なんだこれ?!」から、型にとらわれない表現について考えます。
概要
- 開催日時
- 8月6日(土) 10:30〜12:30
- 会場
- 宝塚市立文化芸術センター 1F サブギャラリー
- 参加料
- 500円(書籍を購入される方、当日持参された方は無料)
- 定員
- 30名(先着順)
- 主催
- メディアピクニック
- 協力
- 宝塚市立文化芸術センター
- 特設Web
- https://nandakore.net/
- お問い合わせ
- メールアドレス: howtomake@nandakore.net
電話番号: 090-9112-5951 (メディアピクニック)
出演者
◎岩淵拓郎(『なんだこれ?!のつくりかた』編者/宝塚市在住)
1973年宝塚市生まれ。美術家として活動した後、2011年に編集者へ。現在は文化芸術に関する書籍の編集、アートプロジェクトの企画制作など。2014年よりワークショップ「なんだこれ?!サークル」を国内外で展開、今年6月に同ワークショップのコンセプトを元にした書籍『なんだこれ?!のつくりかた』を上梓。宝塚では「くらしのなかのアート発見プロジェクト」(2021)、「みんなのたからづかまち文庫」(2015〜)、「宝塚映画祭」(2012-2014)など、ユニークな文化プロジェクトを多数手掛ける。
出演者
◎芦田彩葵(美術史研究者/宝塚市在住)
神戸大学文学部卒業、ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ・ディプロマ取得、神⼾⼤学⼤学院文化学研究科博⼠課程修了。博士(文学)。2006-2019年まで熊本市現代美術館に勤務。これまで荒木経惟、小谷元彦、林智子の個展や国際グループ展等の企画に携わる。「Art Project KOBE 2019: TRANS- 」キュレーター。主な共著書に『不朽の名画を読み解く』(ナツメ社、2010年)など。現在はニューヨーク大学と神戸大学で戦後美術史の研究に従事しながら、現代美術に関するキュレーションや記事執筆等に携わる。
《書籍『なんだこれ?!のつくりかた』紹介》
「なんだこれ?!」をキーワードに、従来では切り分けられがちだった表現と鑑賞とを地続きにして、アート的思考を起動させるユニークで刺激的なコンセプトビジュアルブック。具体美術協会、デュシャン、赤瀬川原平、Chim↑Pomら名だたる”パイセン”の作品を例に、 「ひっくり返してみる」「いろんなものを組み合せてみる」など 発想と創造のための10の方法を紹介。市内では宝塚市立文化芸術センターと清荒神casimasiにて販売中。日英バイリンガル表記。
なんだこれ?!サークル著 / 岩淵拓郎編
発行:一般社団法人タチョナ
発行日:2022年6月1日
定価:1,200円+税